本ページはプロモーションが含まれています

Enable JavaScript in your browser. このウェブサイトはJavaScriptをオンにしてご覧下さい。

新アルゴリズム「ハミングバード」のおさらいと考察

先月末、SEO業界を賑わす大きな発表がGoogleからありました。アンテナの高い人はご存じだと思いますが、Googleが新しい検索アルゴリズムのアップデートをしたのです。

その名は、ハミングバード(ハチドリ)アップデート。パンダ・ペンギンときて、次はハチドリ。白黒動物かと思っていたので、ちょっと意表をつかれましたね。

発表から、結構時間がたってしまいましたが、自分へのおさらい(情報整理)を兼ねて記事にしてみました。私の独自考察も交えてますので参考になれば幸いです。

具体的にどんなアルゴリズムなの?

簡単にいうと、ハミングバードは、検索システム進化のアルゴリズムです。素早く正確にユーザーの検索要求を提示できるように、検索精度がアップしたんです。

基本的な概要は、下記の動画が分かりやすいのでご覧ください。ちょっとガイダンスの音声が機械的で恐いですよ(笑)。

ネット検索の主体がパソコンだった頃は、単語検索することが一般的でした。インターネット活用の教本でも、単語を区切って検索することで、より正確な情報を導き出すことができると紹介されていました。

しかし現在では、パソコンではなくスマホなどのモバイル端末で、単語検索ではなく「音声検索」や「自然言語(話し言葉)検索」をする人が非常に増えています。※副業学校もスマホからの閲覧者は非常に多いです。

そのため、単語レベルの理解から、文全体の意味を理解する必要が生まれました。

ハミングバードアップデートは、この時代変化に応え、より正確な情報を届けるための検索アルゴリズムの進化です。

つまり、モバイル端末での音声検索などにも対応できるように、人間に近い思考を持ったシステムに進化したのです。

私の運営するサイトで、類義語からの流入が増えたのも、ハミングバードによる検索要求の認識精度の向上によるものだったようです。

大規模な改良は他にも

Googleは、ハミングバードだけでなく、他にも様々な開発・改良を行っています。

  • 「Google Now」のプッシュ通知機能がiOSにも導入
  • Knowledge Graph(ナレッジグラフ)の強化
  • キーワードアドバイスツールの無料提供終了
  • Google検索のSSL化
  • GoogleAnalyticsのリニューアル

ハミングバード導入からもわかるとおり、これらの開発・改良は、Googleが新時代の検索エンジンに進化を遂げようとするための結果であると考えられます。

Knowledge Graph(ナレッジグラフ)

Knowledge Graph(ナレッジグラフ)とは、検索要求から、情報を把握して表示するカード状の基本情報のこと(下記の画像参照)。

上記は、「新垣結衣」さんを検索要求したところ出力されたナレッジグラフです。すごいですよね。基本情報なら検索結果のページだけで満足できます。

今後のSEOはどうしたらいいの?

結論から言ってしまうと、今まで以上にSEOを気にしなくていいと思います。

今まで通り、次のことを意識して情報発信していくことが最善のSEOでしょう。

  • オリジナルコンテンツ
  • 役立つ情報・面白い話
  • UIデザイン

つまるところ、グレー・ブラックなSEOはやめて、ユーザーと同じ目線で役立つ情報を発信していけばいいのです。

慌てる必要はない

今回のアップデートは、検索結果の90%に影響があると聞き、慌てている人もいますが、ハミングバードは、主に複合ワードの検索順位に影響を与えるアルゴリズムであり、1・2語での検索要求の結果においてはさほど影響はないと考えられます。

まとめ

ハミングバード導入によって、今まで以上に、ユーザーリクエストに対し、正確な情報を返す体制が整いました。

それに伴い、検索要求にあった情報を提供すること。役立つコンテンツを発信していくことが、今まで以上に求められるようになったのです。

つまりは、充実したコンテンツが評価を得やすい環境になったのです。

Googleの役割は、ユーザーのリクエストに対して、瞬時に最善の情報を見極め、ランキングとして返すことです。小手先のテクニックで、無価値とも呼べるサイトが検索上位に表示されているのは、ユーザはもちろん、Googleにとっても本位ではありません。

過剰な外部SEO対策などに頼って来た人は、これまで以上に評価を下げられるでしょう。

今からでも遅くありません。小手先のテクニックではなく、HTMLでの情報伝達の基本をしっかりと学び、役立つコンテンツ発信していきましょう。