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赤ペン先生とは?添削者歴10年の私がバイトの始め方やメリット・デメリットを紹介

添削者(赤ペン先生)イメージイラスト

通信教育の添削(てんさく)ってどんな仕事?資格は必要なの?収入はいくらぐらい?稼ぐことは可能?

在宅の仕事の中でも人気な添削者の仕事についての体験談とクチコミです。

主婦にも無理なく出来る仕事なのか、採用までの道のりやどんなメリットデメリットがあるのか、また最後にこれから添削者を目指す方へのメッセージも書いています。

添削者、赤ペン先生とは

添削の仕事は主に通信教育においての提出物(テスト等)を添削し、また個々に応じた指導を行うことです。

一番の魅力は在宅で仕事ができるので、育児や介護に追われる主婦の方も、隙間時間を利用して取り組むことができます。

特別なスキルは必要ありませんが、コツコツした作業が苦にならない人がこの仕事に向いているでしょう。これといった道具も必要ありません。パソコンと赤ペンがあれば始めることができます。

しかし、誰でも添削者になれるわけではありません。多くの通信教育企業の採用条件として、四年制大学卒業を必須としています。また採用にあたっては学科の試験を行い、添削者としての学力を試されます。

添削者の始め方

添削者は年中募集があるわけではありません。一年に一度の採用試験や、添削者スタッフに欠員が出た時に随時募集するなど様々です。通信教育企業のホームページで案内されるのでこまめにチェックしなければいけません。

私は一年に一度の採用試験にチャレンジしました。まずは書類審査です。この時点では学歴や職歴はほぼ採用には関係ないでしょう。大切なのは志望動機です。なぜ添削者になりたいのかをストレートに書きましょう。

書類審査では大幅にふるいにかけられます。この時点で不採用になる人が大多数です。一度の不採用で諦めずに何度も挑戦することが採用への近道です。

書類審査に通過すると、次は学科試験です。数学の添削者志望なら数学のテスト、英語の添削者志望なら英語のテスト、といったように自分がどの教科を担当したいかによってテストの教科も変わります。

私は中学受験文系の添削者志望だったので、社会と国語のテストを受けました。難易度は高校受験レベル程度ですが、問題数が多くなかなか難しかったです。私は2度学科試験で不合格になり、3度目でようやく学科試験通過となりました。

学科試験を通過すれば採用まであともう一息です。自宅に模擬添削の書類が送られて来るので、添削見本を見ながら実際に添削していきます。それを返送して添削者としての資質があるかどうかを判断してもらい、晴れて添削者としてスタートラインに立てるのです。

添削者で期待できる収入

添削者の給与は完全出来高制です。一枚当たりの単価は、教える教科の難易度によって違います。

そしてその単価は社外秘となっているので、実際のお給料はその添削者しか分からないことが多いです。

また繁忙期と閑散期があり、一年を通してコンスタントに稼ぐことは難しいです。

添削者の口コミでの評価

添削者の口コミを調査してみると、やはり一番のメリットとして「在宅で仕事が出来る」という意見が多く見られました。小さな子どもが居てパートに出られない、親の介護で家にいないといけない、人間関係の煩わしさを考えなくていい、と理由は様々ですが、好きな時間に取り組める在宅の仕事は人気があるようです。

一方で、添削に掛ける時間を考えると報酬が割に合わない、といった意見も多くありました。添削は頭脳労働です。単純作業とは違い、一枚の答案を添削するにはかなりの気力と頭脳が必要です。締め切りに追われることも多々あり、寝る間を惜しんで取り組んだ割に給与が少なくてガッカリ、といった事もよくあります。

添削者の体験談

私が添削者を初めて10年が過ぎました。始めようとしたきっかけは単純に採用試験に挑戦してみたいと思ったからです。

採用試験の準備として何か月も前から学生のようにテスト勉強したのは楽しかったです。毎月のお給料は子どものお小遣い程度で、とても家計の足しになるレベルではありません。しかし、なぜ10年も続けているかというと、「やりがい」と「好きな時間に仕事ができる」からです。

専業主婦の私は、社会との接点はありません。しかし、添削者として生徒さんの学業のお手伝いができ、また通信教育企業から認められ仕事をしているという誇りと責任感がこの仕事を続ける原動力となっています。

夏休みや受験シーズン直前の冬休み、GWなどは繁忙期であり多数の答案が届けられます。わが子が小さいうちは、在宅の仕事ゆえに両立が難しく締め切りに追われることもありました。突発的な体調不良でも、請け負った仕事はきちんとこなさなければならないので大変な思いをしたこともあります。

しかし、私がいつも一生懸命に家で仕事に取り組む姿を見ている子どもは、自然と自分もその時間は勉強する時間に充てたりして、少なからず良い影響を与えてると感じることもあります。

添削者のメリット・デメリット

添削者の仕事のメリットといえば、「好きな時間・好きな量・好きな科目」で出来るという点です。

仕事も家庭も充分に両立可能です。答案の枚数も臨機応変に対応して貰えるし、長期の休みも前もって申請すれば対応してもらえます。また学生時代に得意だった教科を仕事に生かすことで、スムーズに仕事をすることができます。

一方、デメリットはやはり「仕事内容と報酬が見合わない」ことです。かなりの枚数をこなさないとまとまったお給料になりません。そして繁忙期は寝る間も無く仕事に追われますが、逆に閑散期は何か月も仕事が無い時もあり、収入もとても不安定です。

添削者に向いている人・向かない人

添削者に向いている人は、まじめでコツコツした作業が苦にならない性格の人、そしてたくさんの文字を書くことが苦にならない人です。

私の場合は手書きの答案に赤ペンで添削・指導をしていきますが、かなりの文字量を書きます。その文字の美しさも評価に繋がるので、綺麗な字を書くことが出来る人はこの仕事に向いていると言えるでしょう。
そして、添削・指導に関して臨機応変に対応できる能力も必要です。小学生の答案は時には大人の理解の範疇を越えてくる場合もあります。マニュアルとなる添削基準だけでは対応することができません。そういう場合も冷静に子どもの目線に立って丁寧に添削・指導することが大切です。

逆に、添削者に向かない人は、期限を守ることが出来ない人です。ルーズな性格の人はこの仕事には向いていません。答案の返却期日は絶対守らなければなりません。
そして、どの仕事にも言える事ですが、厳しい指導を素直に聞き入れる事が出来ない人は向いていません。添削者としての能力を常に評価される仕事です。メンタル的に落ち込むような厳しい指導が入る場合もありますが、前向きに捉え、添削スキルをアップする努力をしなくてはいけません。低い評価が続くと仕事を貰えない場合もあります。
また、高収入を見込めないのでこの仕事で生計を立てようと考えている人には向いていません。

まとめ

これから添削者の仕事を始めようとしている方に、一番伝えたいのは「添削者は教育者である」という自覚が必要だということです。

学校の教師と違って、生徒さん達と直接のやりとりはありません。しかし、大げさに言えば普段の学力向上や受験対策として講座を受講している生徒さん達の人生の一翼を担っているとも言えます。

仕事に対する責任の重さや仕事内容の報酬が割に合わないという意見もありますが、やりがいがあり誇り高い仕事であると感じています。自宅に居ながらにして、このようにやりがいを感じることが出来る仕事は数少ないでしょう。

採用試験は確かに難しいですが、挑戦する価値は大いにあります。あなたの能力を活かせる、とても素晴らしい仕事です。