看板持ちのアルバイトは楽?始め方から向いている人まで紹介
看板持ちのアルバイトと言えば、同じ場所でただ看板やプラカードを持っているだけの、簡単なアルバイトというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
しかし、楽そうに見えますが明確なデメリットなどもございますので、こちらで看板持ちのアルバイトにおけるメリットやデメリット、向いている人などご紹介します。これから看板持ちのアルバイトをしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
看板持ちとは?
看板持ちのアルバイトは、お店や不動産物件のモデルルームへの案内板となるプラカードを指定された場所で持ち続けるお仕事です。
基本的に接客する必要はありませんが、その目的地に行きたい方から話しかけられる可能性もあります。
ただ、多くの場合では誰からも話しかけられることはなく、決められた時間でただ看板を持って立っているだけの仕事内容になるでしょう。
1人で誰とも接することなく、お金を気楽に稼ぎたいという方には魅力的なアルバイトと言えるのではないでしょうか。
また、必要な資格やスキルは一切なく、学歴も必要ありませんので、本当に「誰でもできる仕事」と言っても過言ではありません。
業務上での危険性があるとすれば、すれ違う歩行者や自転車、車と看板がぶつからないように配慮しなければいけない点ではないでしょうか。
長時間外で過ごし続けることから、雨天時や真夏日などの体調管理にも気を配る必要はあります。
それらのみ気を付けておけば、比較的簡単なアルバイトと言えるのではないでしょうか。
看板持ちの始め方
看板持ちのアルバイトを始めたいと考えた場合、多くのケースでは派遣アルバイトを募集している会社の登録説明会に足を運ぶ必要があります。
通常のアルバイトのように、特定の店舗に足を運んでシフトを提出し、働く形式ではありません。
単発でアルバイトの募集がかけられますので、自身の都合がつく日に応募して同じく派遣アルバイトとして登録している方々と集合し、アルバイトをスタートさせます。
派遣会社の登録説明会は決して難しい内容ではなく、履歴書や証明写真など、必要書類が揃っていれば誰でも登録はできるでしょう。
人当たりの良いスタッフの方も多く見受けられますので、構えず気楽に説明会へ参加してみてください。
看板持ちで期待できる収入
看板持ちのアルバイトは「ただ同じ場所でプラカードを持って立っているだけ」となりますので、高額の報酬は期待できません。
アルバイトであることから報酬も時給制で、地方では900円を下回るケースもあり、都内でも1000円が最高水準と言えるのではないでしょうか。
また、単発でのアルバイトとなりますので、看板持ちを募集している会社が募集を終了してしまった場合、働き口に困る可能性が考えられます。
継続して安定した収入を得たいと考えるのであれば、他のアルバイトと並行して隙間時間に働く程度の気持ちでいたほうが良いのではないでしょうか。
看板持ちの口コミでの評価
看板持ちのアルバイトを経験された方の口コミを調べてみたところ、単発で派遣アルバイトであることから、スケジュールに自在性がある点に好印象を抱いている方が多く見受けられました。
また、誰とも接することなく、ただぼーっとしているだけで仕事が終わるという点に魅力を感じている方も多くいらっしゃいます。
1人で何もしない時間を苦に感じないのであれば、これほどまでに魅力的な仕事はないとまで言えるのではないでしょうか。
対照的に、悪い口コミとして時給が安い点や、交通費が支給されない点も見受けられました。
交通費が支給されるかどうかは登録する派遣会社によりますが、やはり高い収入が得られない点は明確なデメリットとして多くの方が感じています。
あくまで派遣アルバイトですので、本業の合間を縫って気分転換に働くくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
看板持ちの体験談
私は不定期ではありましたが、看板持ちのアルバイトを2年ほど継続した経験があります。
週に一度か二週間に一度程度のペースで働かせていただきましたが、自分の働きたいタイミングに気楽に働ける点は非常に魅力的でした。
また、本業は接客業でしたが、副業では接客以外のお仕事をしたいと考えていました。日頃本業に忙殺されていたので、副業でも人と接するのはちょっと…と気が引けていたのです。
その点、看板持ちのアルバイトは本当に限られた方としか接することがありませんので、気分転換にはもってこいの仕事だったと思います。
ただ、梅雨の時期や真夏は厳しい気候が続きますので、なるべくシフトを入れないように考えていました。
雨の日に傘を差して大きなプラカードを持つのは非常に大変で、風が強い日には特定の場所でキープし続けるのが難しくなるほどです。
私は不動産会社のプラカード持ちをしていましたが、服装は常にスーツで真夏日は汗だくになります。
働きたいとお考えの方は、ぜひ自分のペースと併せて気候にも目を向けてみてください。
看板持ちのメリット・デメリット
看板持ちのアルバイトをする上で、1人で気軽に働ける点は大きなメリットと言えます。
「アルバイト」というくくりで考えずとも、仕事をする上で人とまったく接しない仕事はそうそうありません。
その点、看板持ちのアルバイトは8時間働いて、看板の受け渡ししか会話をしないケースもあるほどです。
人見知りしてしまう方や、人付き合いに疲れてしまった方にはピッタリのアルバイトと言えるでしょう。
対照的に、1人で何もしてはいけない時間が苦痛な方にとっては大きなデメリットと言えます。
看板を持っている最中は、それ以外に何もしてはいけません。携帯を見ることも、音楽を聴くことも、本を読むことも基本的には許されないでしょう。
また、決められた休憩時間以外に指定された場所を離れることも許されませんので、本当に看板を持っている以外に何もできることはないのです。
「ぼーっとしているだけでお金がもらえる」という文言に、魅力を感じない方は避けたほうが良い仕事と言えるでしょう。
看板持ちに向いている人・向かない人
看板持ちのアルバイトに向いている人は、上記メリットでも少し触れましたが1人の時間が好きな方です。
また、多額の報酬を必要としているわけではない学生の方や、本業で充分な収入を得ている社会人の方にも向いているでしょう。
看板持ちのアルバイトに向かない人として挙げられるのが、誰かと一緒に働きたいと考えている方や、多くの収入を期待している方、さらに女性も向きません。
女性で看板持ちのアルバイトをしている方を見かけたことはありますが、風が強い日に大きな看板を支えるのは見た目以上に腕力が必要です。
女性の腕力では最悪の場合、歩行者や車との衝突事故が発生する可能性があります。
また、看板を手渡される場所から指定の立ち位置まで、10分以上移動しなければいけないことも少なくはありません。
移動だけで疲れてしまいますので、割りに合わないと感じることもあるでしょう。
1つの会社が看板持ちのアルバイトを募集している場合、並行してティッシュ配りやポスティングのアルバイトも募集している傾向にありますので、女性はそちらのアルバイトに応募してみてはいかがでしょうか。
まとめ
看板持ちのアルバイトに関してご紹介しましたが、看板持ちは一見楽そうでも意外な苦労や大変さが感じられます。
実際に働いてみるとその苦労が実感できますので、まずは派遣会社への登録を気軽に済ませてみてはいかがでしょうか?
働きたい時に働けるのは明確なメリットですし、1人の時間を過ごしたい方にとっては理想的な仕事に思えるでしょう。
ただし、注意点ですが看板持ちのアルバイトだけで1人暮らしの方が生計を立てるのはとても難しくなります。
あくまで主だった収入源がある方で、気分転換やお小遣い稼ぎの目的で利用することを忘れないでください。
向いている人が看板持ちのアルバイトを始めると、きっと次の募集が待ち遠しくなりますよ。"
管理人S.Sのコメント
今回は、31歳フリーターのたまごさんに看板持ち(プラカード持ち)での実体験を語っていただきました。
私も学生の時に一度だけ、看板持ちのバイトをしたことがあるのですが、退屈だし凄く身体が冷えたことを覚えています。
当時は、タバコ吸いでしたので、隠れてタバコを吸うのも場所がみなとみらいだったので、場所がなかなか遠くて大変だったですね。
確かに仕事はめちゃくちゃ楽なんですが、何もしなくていいいうのは1時間程でも、結構辛いものがありました。従来、私はじっとできないタイプの人間ですので、向いてなかったんですね。