本ページはプロモーションが含まれています

Enable JavaScript in your browser. このウェブサイトはJavaScriptをオンにしてご覧下さい。

交通量調査員に挑戦してみた!デメリットは収入面だけ

交通量調査員 イメージイラスト

交通量調査員という職種をご存知でしょうか。あまり聞きなれない職種ですが、国道や市道などの交通量を調査する仕事になります。

応募のほとんどがアルバイトであり、経験、実践は問いません。

現在では見かけることが少なくなりましたが、気軽に応募でき、その日に日当をゲットできる場合もありますので、今すぐお金が欲しい方にはおすすめです。

交通量調査員とは?

仕事内容は、分かりやすくいえば、調査する国道、高速道路などに行き、その道路を走行している交通量を調査します。調査する時間は、人々が出勤する5~8時、昼12~15時、夕方16~20時など、調査する目的によってさまざまです。

この仕事のいちばんの魅力は自由が利くことです。ほとんどがアルバイトですので、集合時間、現地に行けない日は休んでもまったく問題ありません。私がやらせて頂いた交通量調査はエントリー形式だったため、行きたい日はエントリーし、行けない日はエントリーしなければいいだけでしたので、変な気遣いも要りませんでしたが、応募の際、無断欠勤、無断遅刻は禁止だと注意されました。

目で見て手でカチッとするだけですので、資格、高度なスキルは必要ありませんが、新しくつくる国道、高速道路のための調査を行いますので、通常の勤務同様、責任感が必要です。

交通量調査員の始め方

私がエントリーした交通量調査には、一般的な椅子に座ってカチカチするものと、車に乗って高速道路を走行する調査の2種類があり、希望で選ぶことができました。椅子に座るのに飽きたころ、業者の方から「車は個人の車になるが、椅子に座るバイトより高額なのでやってみませんか」と声をかけて頂いたので、そちらにも挑戦しました。

仕事内容は、至極簡単なものです。ただ、指定された高速道路のインターから入り、指定されたインターで降り、再び、降りたインターから入り、最初に入ったインターで降りる。これを指定された時間内に繰り返すだけです。

ちなみに、この交通量調査員を始めたきっかけは、アルバイト情報誌です。コンビニなどに置いてある無料のアルバイト、パート専門誌に掲載されていました。応募方法は電話のみでした。電話の対応を確認するために電話のみで受け付けていると担当の方から、後で聞いた憶えがあります。

交通量調査員で期待できる収入

数年前(現在、53歳の主婦)になり、詳しい金額は憶えておりませんが、たしか、車を使用した費用こみで1時間2000円だったと思います。走行する距離にもよりますが、使用するガソリン代も含めていると聞きました。車を使い、ガソリン代を払っても、コスパの良いアルバイトですよね。
今でも応募があれば、すぐにでも電話したいぐらいです。

椅子に座ってカチカチする方の時給は、たしか、1時間1000円だったと思います。座っていられる仕事ですし、そんなに体力も必要ありません。ただ、業者によっては1時間800円の場合があると聞きましたので、応募する際は、時給を束縛される時間を考えて応募されることをおすすめします。

交通量調査員の口コミでの評価

交通量調査員のアルバイトをやった後、しばらくは同じような仕事を探したのですが、現在は募集が少ないようですね。その当時、ネットでも、「ずっと座りっぱなしで腰が痛かった」「トイレが近くになくて困った」「夏、太陽の日差しがまぶしくてくらくらした」とか、ネガティブな口コミが多かったように思います。

こう考えると、今の時代に合った仕事ではないのかもしれません。長時間座って、同じことを続けると聞けば、退屈、我慢の言葉を思い浮かべてイヤになるのかもしれませんね。

交通量調査員の体験談

私が交通量調査員としてアルバイトしたのは、約1ヶ月、実働20日間です。次の仕事を見つけている合間にアルバイトとして参加させてもらったのですが、2つ忘れられない出来事があります。

1つは、ある時、面接が長引いてしまい指定された時間に間に合わない日がありました。面接を終え、向かう途中で電話を入れたのですが、「急いで来なくても大丈夫です。代わりにうちのスタッフがやってます」と言われ、安堵した記憶があります。業者の方々も遅刻、無断欠勤には慣れているようで、私が着いて謝罪すると「来てくれてありがとうございます」と明るい声で迎えてくれたことを憶えています。

もう1つは、担当者とアルバイトの不倫です。新しく雇用されたB担当者は入社したばかりで張り切っているように見えました。結婚して間がないらしく、40代の私からは少し浮かれたタイプに見え心配で仕方ありませんでした。

高速道路を走行する作業の日だったのですが、仲良くなっていたAちゃんから途中電話があり、降りるインターを間違えたとのこと。一応、私、彼女より先輩だったので、担当者に連絡し、指示を仰ぐよう伝えたんですね。

それから1週間経って、バイトが一区切りして、仲良くなったみんなで会おうとなり、Aちゃんに連絡を入れたんです。そうしたら、電話の向こうで男性の声が…。彼女は離婚したばかりだったので、旦那さまとの話し合いがあって、揉めているのかと思っていたら、1時間ほど過ぎて、彼女から電話があり、来てくれと言うので、彼女の家へみなで駆けつけました。そうしましたら、B担当者とB担当者の奥さんらしき女性が居て、修羅場の真っ最中。

話がつかないので、仕方なく、業者の別のC担当者に電話を入れ、B担当者と奥さまには帰ってもらいました。後日、私のところにC担当者から電話があり、「あのB担当者は解雇となります」とのこと。自由な職場ですので、こういったこともあるのかもしれませんが、B担当者の対処は早く、信頼できるものでした。

交通量調査員のメリット・デメリット

交通量調査員のメリットは自由が利くこと、それから、時給が良いこと、友達ができることです。同じ現場に向かう機会が多くなるので、老若男女問わず、仲良くなります。

仕事が終わった後、一緒にモーニングを食べたり、コーヒーを飲んだりと楽しい時間が過ごせました。

反対に、デメリットは長期間あるわけではないので、安定した収入が見込めないことです。仲良くなった方々は、月に最低15日でもあれば、生活できるのにと愚痴をこぼしていました。私も、15日あれば、もっと長く続けていたかもしれません。週3日のパート勤務と変わらない収入があれば、こんなに楽しい仕事はありませんでしたので。
こう考えますと、デメリットは収入面だけでしょうか。

交通量調査員に向いている人・向かない人

交通量調査員に向いている人は、根気があり、同じ作業が苦にならないタイプの方です。

長い時であれば、もちろん休憩はありますが、午前4時間、午後3時間の時もあります。3~4時間、トイレ休憩があっても、同じ作業を続けるとなると、かなりの根気が必要になります。

また、その間、口にできるのがもち込むペットボトルのみになりますので、口寂しいからとお菓子を食べたいなど、細かな食生活を希望される方には向いていないように思います。

反対に向いている人は、長く集中できるだけの根気があり、意志が強く、おしゃべりでない人です。みな、椅子に座り集中して数えますので、おしゃべりな人は向いておりません。

ごくたまに、おしゃべりをしている方がいましたが、担当者に注意を受けていました。何度か注意を受けると、適していないと判断され、呼んでくれなくなります。どうしても5分以上黙っていられない方は応募しないことをおすすめします。

採用されても、後で注意を受ける可能性が高く、そうなりますと、注意をする担当者も、受ける応募側の人間も良い気持ちはしませんよね。少しでも不安がある時は、応募は見送った方が良いと思われます。

まとめ

交通量調査員は簡単な作業の繰り返しですが、集中力、根気、責任感のいる職種です。たかが、アルバイトという軽い気持ちでは応募できない面もあります。

わずかな時間ですが、あたらしく国道をつくるための調査という責任をもって取り組む気持ちのある方に応募してほしいと望みます。

以上、今回は交通量調査員に挑戦したsamidareさん53歳の体験談でした。