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大学生に人気のアルバイト家庭教師の始め方!デメリットは何?

家庭教師をイメージしたイラスト

私は大学生時代、家庭教師のアルバイトをしていました。今まで自分がしてきた勉強を生徒さんに教えるという仕事は、「自分が生徒の立場で経験していることだから楽だ」とも思われがちです。

しかし、教えることの難しさ、面白さは、教師の立場にならなければ分かりません。そしてその面白さに気づいたとき、家庭教師という仕事が本当に尊いものだと思えるようになります。

家庭教師とは?

生徒さんのお宅に伺って、勉強を指導する仕事です。

主に大学生のアルバイトとして人気があり、担当する教科は自分の得意とするものから選べることが多いです。

ご家庭と個人契約をする場合もありますが、多くの人は家庭教師斡旋会社に登録し、仕事先を紹介してもらいます。

家庭教師の始め方

個人契約の場合は、知り合いであったり、学校の先輩後輩関係であるというコネで紹介をしてもらえることが多いです。

会社に登録する場合は、まず通常のアルバイトのように会社に履歴書を送り、応募します。書類選考が通ると面接になりますが、特徴的なのは必ず実力テストがあることです。自分が教えることを希望する教科の問題を、大体一教科50分くらいで解くことが多いです。

中学時代の知識などは、長い間触れていないと忘れてしまっている可能性もあるので、テスト前にはしっかり復讐をしておくとよいでしょう。

テストと面接にも合格すると、正式に採用となります。生徒さんのご家庭に派遣されるまで、会社で研修を受けることが多いです。家庭教師としての心得や簡単なビジネスマナーを学ぶほか、模擬授業を行う場合もあります。

その上で業務開始となりますが、実際にご家庭と契約に至るには二つのパターンがあります。
一つは、会社が完全にプロデュース役となり、家庭教師に生徒を紹介してくれるパターンです。もう一つは、転職サイトのような「案件が一覧となっているページ」に家庭教師が自らの意志でログインし、自分が教えられそうだと思う生徒を見つけて応募するパターンです。

家庭教師で期待できる収入

時給はアルバイトとしてはかなり高めで、1500円~2000円程度が多いです。

しかし、一回の授業はせいぜい3時間程度、週に一回の指導を希望する生徒さんが多いため、がっつり稼ぐ、ということはあまりありません。

収入を多くしたい家庭教師は、大抵3、4人の生徒さんを掛け持ちしています。

家庭教師の口コミでの評価

家庭教師のアルバイトは、短い時間で多くのお金を稼げること、座り仕事で体力を消耗しないこと、生徒さんとの交渉次第で自由にシフトを決められることから、かなり高い評価を得ているアルバイトです。

悪い口コミもありますが、それは家庭教師という仕事そのものに対してではなく、契約している会社との関係に起因していることが多いです。

給与の支払いが遅れる、家庭とのトラブルがあっても仲裁をしてくれない、といったトラブルがあることも、残念ながらあります。
闇雲に家庭教師斡旋会社に登録するのではなく、自分と相性がいいところ、プランナーさんがしっかりしているところを選ぶとよいでしょう。

家庭教師の体験談

私は大学時代を通し、四人の生徒さんを受け持ちました。年齢も成績もバラバラで、受験に成功した子もいれば、成績がどうしても上がらないまま、残念ながら契約終了になってしまった子もいます。

家庭教師をして一番学んだことは、教えるということの難しさです。特に成績がかなり悪い生徒さんですと、「どうしてこんなに基礎的なことが分からないのだろう」と疑問に思ってしまう場面もありました。
しかし、ここで「どうしてこんなこともできないの」と責めたり、「私はこんな問題、一回で理解できたのに」と自分と比べるようでは、家庭教師失格です。

どうすれば理解できるのか、生徒さんにしっかり寄り添って、二人で解決の糸口を探しました。このような苦労をすると、「分かった!」と言ってもらえることがとても嬉しく感じました。
また、様々な環境の生徒さんと触れ合うことで、自分とは異なる価値観に触れ、自分の世界が広がったように感じます。このような経験を共にすることで、どの生徒さんも本当に可愛い存在に思えました。

家庭教師のメリット・デメリット

メリットはお給料が高く、比較的負担の少ない仕事であることです。立ち仕事のようにクタクタになってしまうことがないため、大学での勉強とも十分両立ができました。
また、生徒さんと相談すればシフトがかなり自由に利くということもメリットです。ゼミの発表がある日は曜日をずらしてもらったり、前後に振り替え授業を入れるという約束のもと、短期留学に行くこともできました。もちろん生徒さんから、「試験前なので週に二回来てほしい」などと打診をされることもあります。

デメリットは、ご家庭に伺う分、ご家族との関係にはかなり気を使うことです。生徒さんはまだ子供なので、比較的純粋にこちらを「先生」と慕ってくれます。
しかし親御さんとしては、「果たしてこの大学生は、うちの子の成績を上げてくれるのだろうか」と気が気ではありません。時には、成績が上がらないと会社を通してクレームが来ることもあります。一旦不信感を抱かれてしまうと、ご家庭に伺うとなんとなくぎくしゃくした雰囲気が流れているような気がして、気が重くなったことを覚えています。
生徒さんへの指導をしっかりすることも大切ですが、親御さんとも頻繁にコミュニケーションを取り、よい関係を築いていくことも大切な仕事です。

家庭教師に向いている人・向いていない人

家庭教師に向いている人は、フレンドリーな人、そして自分の考えをかみ砕いて言える人です。特に成績がよくない生徒さんにとって、先生とは「できない自分を叱ってくる人」であることが多いです。そのような人間が学校だけではなく自宅にも来る、ということで萎縮してしまっている子も少なくありません。
「絶対に成績を上げるために厳しくスパルタ指導をする!」という情熱的な人より、「一緒に勉強を頑張ろうね!」と言える、フレンドリーさが大切です。
また、懇切丁寧に説明をしても、「全然分からない」と言われることが多いです。その際、同じことを繰り返すだけではなく、別の切り口を出してみたり、素早く具体例を出せるような、頭の柔らかい人が向いています。

逆に向いていない人は、物心ついた頃から成績がよく、そのことにプライドを持ちすぎている人です。もちろん、勉強を頑張ってきたこと、そのために高い学力を持つことは素晴らしいことです。
しかし、そのことを大切にしすぎると、成績が悪い生徒さんを、心の中で「この子はバカだ」と見下してしまうことにもなりかねません。口に出さなくても、そのような気持ちは必ず態度に出てしまいます。頭がよければ、生徒さんからの質問に答えられないことはないでしょう。しかし、だからといって家庭教師に向いているとは限りません。

まとめ

家庭教師は、金銭的・体力的にも魅力がある仕事ですが、それ以上に多くのことを学ぶことができます。多くの生徒さんと真摯に向き合うと、必ずその生徒さんから慕われますし、自分も「絶対にこの子を合格させよう」という気持ちになれます。つまり、生徒と家庭教師は、お互いに高めあうことができる存在になるのだと思います。

また、人にものを教えるスキルは、将来社会に出たときにも必ず役に立ちます。会社に入ると、毎年のように右も左も分からない新入社員たちがやってきます。彼ら彼女らに懇切丁寧に仕事を教えることができたら、教育はうまくいき、仕事の流れもスムーズになるでしょう。

このように、教師になるわけではなくても、「人にものを教える」というスキルは非常に重要なものなのです。こうしたスキルをつけるためにも、家庭教師は非常に魅力的な仕事であると思います。