ティッシュ配りバイトは過酷?体験して分かったコツやメリット
ティッシュ配りといえば、アルバイトとして昔から存在するジャンルですよね。しかし、イメージとしては、「ずっと外で立ちっぱなしなんて辛そう」「誰ももらってくれなかったら精神的にきついんじゃ」など、 力仕事ではないとはいえ、過酷なものを想像する方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私が大学生時代に行ったティッシュ配りの経験談をもとに、実際にやってみてわかったことについてお話しします。
ティッシュ配りとは?
読んで字のごとく、企業や店舗などの宣伝文が印刷されたポケットティッシュを道端で通行人に配るお仕事です。
必要な資格やスキル等はなく、勤務時間内にただひたすら配ることになります。
ティッシュを配る場所は会社から指定される場合がほとんどで、配るティッシュの量にノルマがある場合と無い場合がありますので、バイトを契約する際に注意する必要があります。
ティッシュ配りの始め方
主に派遣バイトで取り扱われることが多いです。ですから、まずは派遣会社に登録をするところからスタートし、ティッシュ配りのアルバイトがあったら申し込む、という形をとります。
派遣会社に登録をした時点で、「ティッシュ配りのアルバイトがしてみたいので、もし話が来たら教えてほしい」と、会社の人に伝えておくと、優先的に仕事を回してくれますので、希望する場合はぜひ言っておきましょう。
ティッシュ配りで期待できる収入
ティッシュ配りの時給について、正直、派遣会社や地域によって多少の差はありますが、他の一般的なバイトに比べると、やや高いです。時給1000円~1200円くらいと考えておくとよいでしょう。
また、ティッシュ配りをする時間帯や、ティッシュ配りを委託している業者によって時給が前後する場合があります。すなわち、同じティッシュ配りのバイトでも、時給に違いが出てくることがありますので、契約前に、勤務時間帯と時給の確認をしておくとよいですね。
ティッシュ配りの口コミでの評価
ティッシュ配りのアルバイトをしている人たちの口コミをツイッターや掲示板などで調査してみたところ、特別なスキルがなくても行うことができ、他のアルバイトに比べ時給がまあまあ良いという点にメリットを感じている人が多いことが分かりました。
また、ティッシュ配りのバイトの多くは、単発バイトになるので、好きな日にちを選んでできるというところも融通がきくため、学生やスキマ時間に働きたいというアルバイターからは魅力的に思われているようです。
しかし、長時間屋外での勤務になるので、寒かったり暑かったり、天候や季節の影響をかなり受けるので、身体的な疲労やストレスは多少なりともあるようです。
夏に炎天下の中頑張りすぎて熱中症になり、仕事どころじゃなくなった、というケースや、
冬に寒さで震えながら勤務した、というケースもちらほら見受けられました。
これらのことを考えると、時期や天候によっては、対策をして臨む方がよさそうですね。
また、単発バイトがほとんどですから、長期で継続して働きたい人にはあまり向かないという意見も見られました。
ティッシュ配りの体験談
私も学生時代にティッシュ配りのバイトをした経験がありますので、その時の体験をお話します。
当時私が通っていた学校では授業が大変忙しく、夏休みが1週間程度しかありませんでした。短い休みの中でもなんとかアルバイトをしたいと、派遣会社に登録したのがきっかけです。その登録していた派遣会社から依頼を受けたティッシュ配りで、飲食店街の一角でタクシー会社のティッシュを配る、という単発アルバイトでした。
飲食店からの帰り客をターゲットにしていましたので、時間は夜19時から深夜1時まででした。派遣会社から車が出て、同じアルバイトの子4人で仕事をしました。
ポケットティッシュは段ボールの中に入っており、まず一人ひと箱ずつ持って、指定されたエリアの中で配っていき、無くなったら、車まで段ボールを取りに戻りという形でした。
その際は、「最低でも一人3箱分は配る」というノルマがありましたので、それを達成するべく皆で奮闘したのを覚えています。
派遣会社の人からは、なるべく笑顔で、積極的に通行人に声をかけて、出来るだけ多く配るようにと注意を受けたのと、もらってくれるのであればいくつ渡しても構わない、ということを言われました。
ですので、私は手に2つティッシュを持って、笑顔を作って、ひたすら配るように心がけました。すると、2つ渡しても意外ともらってくれる人が多く、中には3つもらってくれる人などもいたので、無愛想よりは、笑顔でやった方が仕事がはかどるなあと感じました。
私が実際に体験して、良かった点としては、通行人が酔っ払っている人が多かったために、比較的快くティッシュをもらってくれることや、基本的に一人で行う仕事なので、通行人がいない時はなんとなく気を抜いてぼーっとできるところです。
また、夏の夜でしたので、暑くもなく寒くもなく、ティッシュ配りで懸念していた天候や気温の心配はなく快適に仕事をすることができました。
逆に少しつらかったのは、一緒にアルバイトに来ている子たちにいつ会うかわからないので座ったりさぼったりはできない点でした。
私が行ったティッシュ配りのバイトは、配るエリアはざっくりと決められていましたが、細かい配布場所の指定が無かったため、中には1つの場所にとどまらず、移動しながら配っている子もいました。
もし少しでもさぼっていて、他のアルバイトの子に見つかってしまったら、会社の人にバレてしまうかもしれないという不安から、それなりにきちんと仕事をする必要があると感じました。
また、酔っ払っている通行人から執拗に声をかけられることが何度かあり、笑顔でスルーしましたがやはりきつかったです。
色々言われて、気にしてしまうタイプなので、少し傷ついてしまいました。
ティッシュ配りのメリット・デメリット
私がティッシュ配りのアルバイトをして感じたメリットは次の4つです。
- 都合の良い日にちを選べること
- 特別なスキルがいらないこと
- 時給がそこそこ良いこと
- 多少注意散漫でも業務に支障がでないこと
逆に、デメリットとしては次の2点が挙げられます。
- 天候や気温によっては環境が整わないこと
- 立ちっぱなしが辛いこと
さらに、ノルマがあることをプレッシャーに感じてしまうひとは、ノルマの有無をあらかじめ確認しておく必要があると考えます。
ティッシュ配りに向いている人・向かない人
これまでのことを踏まえて、ティッシュ配りに向いている人と向いていない人を挙げていきたいと思います。
まず、向いている人としては、
- 単発バイトがしたい人
- 黙々と作業したい人
- 効率よく稼ぎたい人
- 人から何か言われてもあまり気にならない人、
が挙げられます。また、天候が安定する春や秋に行うのがオススメです。
さらに、20代前後の若い女性の方は、通行人がティッシュをもらってくれる可能性がグンと上がるので、ぜひオススメできます。
続いて、向いていない人ですが、
- 長期バイトがしたい人
- 顔バレしたくない人
- 立ちっぱなしの作業が辛い人
です。単発バイトがほとんどですので、長期で安定した業務をしたい方には不向きと言えますし、そして、当然街中に出て色んな人の目に触れますから、周囲に内緒でバイトがしたい人にはあまりオススメできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
街中でよく見かけて、なんとなく気になるティッシュ配りのバイト。でも、実際どうなのかな?と、悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
ティッシュ配りは、天候にこそ左右されますが、特別なスキルや接客の必要はないので、スキマ時間で効率よく働くことのできるバイトの一つだと考えます。
ご興味がある方は、ぜひ、一度やってみてくださいね。
以上、今回はティッシュ配りバイトに挑戦したありささん25歳の体験談でした。